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昭和56(1981)年にかつてドイツ・ドルトムント市電で活躍していた、76号と80号(現・77号)が広島電鉄へやってきました。 80号は77号へと改番され、広電仕様に手直しされて運用し始めたのは翌年57(1982)年11月のことです。中間C車にはドアがなく、片側4扉の形態ですが最後部を締め切ってあるので、実際は3扉となります。車内にもドイツ時代のものを残すようにしてあり、木目をプリントした合成樹脂製のシートがそのまま使われおり、車内にはドイツの案内表示や広告が沢山残されています。 冷房改造も行われていますがC車には冷房ダクトが取り付けてありません。 65Kwのモーターを1編成に4台備えていますが、多段直接式の主制御器で制御します。 制動装置は電気ブレーキを常用、空気ブレーキ補助として使用、非常用として電磁石レールブレーキと手ブレーキも備えられています。76号は銀色に白と赤の帯が入りビールの広告、77号はクリームと茶のツートンカラーに宝くじの広告が入って、他車とはひときわ目立つ存在となっています。 当時は宮島口〜広島駅間の直通運用を主に運用されていましたが、操作方法などの違いで、その後は車庫で休んでいることが多くなりました。 しかし平成6年4月から5号線の広島駅〜宇品2丁目と1号線の広電本社前〜広島駅で朝夕ラッシュ時に使用されることになり、76号が千田に転属しました(車両整備などでは77号がピンチヒッターとして活躍しました)。通称「ドルト運用」と呼ばれ、平成10年3月16日まで市内線で活躍していました。運行終了後はカードリーダーやつり革が取り外され、再び荒手に戻り貸切専用へと戻っています。 しかし77号は、台車に亀裂が見つかったらしくその後は殆ど動くことも無く、荒手車庫の一番奥に放置され、休車状態でした。 しかし、復活まではいきませんでしたが平成17(2005)年春ごろに化粧直しが行われ、ピカピカになっったのでもう少し保存されると思ったらとても残念な事に1年もたたないうちに廃車解体されてしまいました。 77号は解体されて使える部品は現役の76号に提供され、76号も近年には貸切イベントの運用が増えており、稼働率がアップしています。現在、76号は荒手車庫に配属されて貸切専用として貸切運用で活躍しています。 上写真:76号 千田車庫にて撮影 |
| 76 | デュワグ | 1959年 | 荒手車庫 | |
| 77 | デュワグ | 1959年 | <廃車> | ドルトムント時代は80号。 |