![]() |
1150形は神戸市電の1150形です。昭和30(1955)年に試作として2両製造され、翌年昭和31(1956)年には本格的に6両が製造されました。 車体は過去存在した1100形(神戸1100形)とほぼ類似している車両ですが、側窓にHゴムが採用されています。そして性能も異なり、当時流行していた「高性能車」としてデビューしました。しかし故障が起こりやすかったため、昭和39(1964)年から昭和43(1968)年までにかけて、大阪市電から譲受した中古台車にはきかえ、吊り掛け式駆動の直接制御車に改造されました。そして1100形とともにワンマン化がされましたが1155号のみワンマン化されず、永久保存車として神戸に残されています(現在も神戸のある公園内で展示されています)。 ほかの7両(1151〜1156,1158)は1100形とともに、全廃後へ広電へ移籍し、一部の車両で台車をはきかえ、昭和46(1971)年11月にワンマンカーとしてデビューしました。翌月の12月には車号を揃える為、1158号が1155号に改番されて欠番が埋められ、1151〜1157号に揃えられています。 方向幕の電動・大型化は昭和56(1981)年に施行され、冷房化は昭和58(1983)年に三菱MDA集中方式で全車施行されています。1150形は1100形とともに当時は主力車両で、全面広告電車としてもよく使用される形式の1つでした。一時期にはほとんどの車両が全面広告電車に変身し、広島の町を派手な姿で快走していました。 しかし、新型車両が導入されていくにつれて活躍が少なくなり、もともとから出口扉が狭いのにカードリーダーを取り付けたらさらに狭くなってしまい、1100形と同様新型車導入による置き換え廃車対象にされてしまいます。 そして、かつて動物の絵が描かれている「ハノーバー電車」で活躍していた1100形の1105号が事故で廃車になってしまい1156号が受け継ぐ事になり、現在の1156号のハノーバー電車は2代目の車両となります。現在は1156号を除く車両が廃車されてしまい、1150形の神戸時代原色車は完全消滅しています。 残る1156号は現在も千田車庫に配属され、平日のラッシュ時を中心に1,3,5号線で活躍しています。 上写真:1156号 広島港にて撮影 |
![]() 1156号 広島港にて撮影(2008.4.28) |
| 1151 | ナニワ工機 | 1955年 | <廃車> | |
| 1152 | ナニワ工機 | 1955年 | <廃車> | |
| 1153 | 川崎車輌 | 1956年 | <廃車> | |
| 1154 | 川崎車輌 | 1956年 | <廃車> | |
| 1155 | 川崎車輌 | 1956年 | <廃車> | 昭和46(1971)年12月、1158号より改番 |
| 1156 | 川崎車輌 | 1956年 | 千田車庫 | ハノーバー電車 |
| 1157 | 川崎車輌 | 1956年 | <廃車> |